会長挨拶

会長 荻荘賢一

一般社団法人新潟電設業協会 会長 荻荘賢一

平成28年5月12日

 平成28年5月12日の第45期定時総会で、新会長に就任しました荻荘賢一です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 初代の小熊廸義会長は「融和と前進」、「業界の地位向上」を掲げ、そして、近藤一彦前会長は、関連団体と連携して「新しい環境技術」や「新エネルギー」の分野にも積極的に取組んで活動されました。このようなお二人の後の会長職ということであり、非常にプレッシャーを感じながらも最終的にお引き受けしたところです。皆さんのご意見をお聞きしながら、そしてご支援をいただきながら精一杯頑張ってまいりたいと考えております。

 私どもの協会は、平成13年に新潟県内の「電設業」と「設備工事組合の電気部門」を再編する形で新生「新潟電設業協会」として設立され、電気工事に関する諸課題の調査研究や工事技術の向上、経営の合理化を図りながら会員間の親睦を深め、地域社会の安全と福祉の維持・増進に寄与することを目的として活動している団体です。

 いま建設産業は、高度経済成長期のインフラ整備を担って力強く躍進していた当時の面影は薄れ、今や「成熟期に達した産業」と言われています。建設投資の減少に加えて人口減少、少子高齢化社会、財政問題などの社会経済の大きな課題も顕在化してきており、また、再生可能エネルギーとエネルギーマネジメントシステム、スマートグリッド・スマートコミュニティ、電力システム改革など情報技術を駆使した新しい環境技術の導入にも対応することが求められています。このような中で、現場でいろいろ工夫をしながら生産活動を行う「技能、技術者の確保、育成」を図り、そして、建設業の本業強化とともに新分野への進出、多角経営、M&Aについても視野に入れながら経営戦略を検討しなければならない状況になってきていると感じています。

 このような社会経済の大きな転換期をしっかり見つめながら、当協会は、引き続き、法令の遵守と企業の社会的責任を果たすことを第一義におきながら、電気設備に関連する諸問題の調査研究や優れた人材の確保・育成、経営改善、講習会・研修会の開催等を積極的に行い、地域に根ざした「技術と経営に優れた企業づくり」の活動を進めていく所存です。また、県内各地域での地域貢献活動や会員との親睦事業については、多くの会員の参加を得ながら協会員としての連帯感を醸成していきたいと考えています。

 この地域社会が、電気設備に関する新しい制度や技術の恩恵をいち早く享受し、安全で住みよいまちとなるよう、各行政機関の考えをお聞きしながら施策や制度の理解と普及に努め、関連する諸団体とも連携しながら活動してまいりたいと考えております。今後とも皆様のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

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