電気工事業における
    再生アクションプログラム

目      次
7.電気工事業界におけるITの効果的な活用

第3世代移動通信サービス「FOMA」の施工現場での活用

1.FOMAの機能

機 能

内     容

マルチアクセス機能

○1台の端末で音声通信とパケット通信を同時に利用可能

FOMAカード方式による多機能化

○電話番号などの情報が、着脱可能なカードに書き込まれる仕様になっており、1枚のカードで機能の使い分けが可能

○カードに他のアプリケーションを載せることも可能

受信384kbps、送信64kbpsの通信速度

○TV電話機能による映像の送受信が可能となる

○動画の配信サービスも可能に

位置情報の取得による新たな活用場面

○位置情報を知ることが可能となり、誰が何処にいるか確認できる(移動管理、労働効率管理等への応用が期待できる)

スタンダードタイプ、データタイプ、ビジュアルタイプの3タイプの切り替え

○利用シーンによる機器の使い分けが可能で、画像の送受信の場合、精細な解像度で利用できる

○この場合、FOMAカードを切り替えることで行う

○カードにはメモリー機能があり、自社開発ソフトの導入が可能でオリジナル業務ソフトを付加できる

2.電気工事業におけるFOMAの活用例

活用例

内     容

CAD図面の転送による現場での即時対応

○設計変更時等で、現場で図面確認が必要になった場合のリアルタイム対応

○顧客に対して図面の提示確認が必要になったときの即時対応

現場映像の送信と同時通話による現場での即時対応

○現場映像(動画・静止画)を見ながら会話することで、精度やスキルの高い判断が可能に

○経験の浅い社員でも適切な対応が可能に

○現場写真の転送で、必要書類の作成スピードアップ

PDAに組み込んだFOMA機能により、作業日報や営業報告のペーパーレス化

○ノートパソコンに替えて、PDAによるモバイル環境が主流に

○作業日報などを瞬時にDB化し、即時の原価管理や労務管理、問題発見解決に活用可能に

○営業報告もペーパーレス化し、集計分析が容易になる

マニュアルやフォームの転送とISO対応

○現場にマニュアルやフォームを直接転送して施工に活用

○フォームに必要事項を記入することで、ペーパーレスISOを実現

営業活動における新規顧客開拓の際の必要情報の転送

○リフォーム等の新規開拓営業に際して、必要情報(過去の施工事例やデザイン例など)をその場で提示・転送

○顧客に対して、デジタルでの情報や資料の提供

ナレッジの蓄積

○画像や映像を施工データと共に蓄積することで、施工ナレッジがビジュアルに蓄積できる

○ノウハウの継承にも、ビジュアル化されたデータが役立つ

○言葉で説明し難いナレッジも、ビジュアルに伝えることができる

3.その他のIT化

項 目

内    容

CALS/ECへの対応

○確実視される公共事業受発注におけるCALS/ECの導入と運用について研究を行う

パソコン、CADの有効活用

○EXCELによる原価管理や経営計画作成、デジカメによる工事写真管理、eメールの活用、INTER NETによる自社PR、CI−NETへの参加等

構内無線LANシステム

○社内および倉庫やその他の施設との間の無線LANシステム構築による、データの一元化と共有化(進捗・在庫・原価の統合システム)

社内原価DB(データ ベース)の構築とデータの活用

○予算・実績管理、コスト分析、人工効率管理、個人別評価に原価DBを活用

データ分析とデータ活用の具体的手法の確立

○現場図面(CADとDB)やデジタル写真などを使った、ビジュアルデータ分析手法の研究開発を行う

○施工作業者自らが行う原価数値分析による、問題発見・解決体制を構築する

○労働生産性(人工配分や労働効率)の良否、個人差の発見、特殊作業の場合の対応の良否についても、現場ビジュアルデータの活用により改善することが可能となる

eマーケットプレイスを活用した資材調達および施工管理の実施

○電子市場への参加による資材調達コストの削減の可能性について研究が必要(外注等の労務の調達も含め)

○ネットワークによる、顧客ゼネコンとの関係性強化も今後の課題に

○他方、顧客や仕入先等との管理情報の共有化に伴う、支配構造変化に注意


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